20210404 スタッキングシェルフ/生きたレビュー

テレビ台として無印良品スタッキングシェルフ(ワイド・二段)を注文していた。

購入動機は自宅の収納スペースだ。本やディスク類やレコードの収納スペースがどうしても足りない。押し入れに収納してしまってもいいのけれど、生活スペースから遠ざけて保管してしまうと肥やしになって忘れてしまう。次に引っ張り出すときは恐らく下取りに出そうと決心したときで、それでは所持している意味がないなと私は思ってしまう。なるべくなら目が届きやすいところに保管し続けたい。

この課題を解決すべく家具たちとにらめっこし続けた結果、テレビ台にもっと高さがあってもいいのではと思いついた。家具の背は高ければ高いほど収納ができる。本棚は高ければ高いほどいい。

そもそも世の中のテレビ台はなぜ低いのだろう? 床に寝転がりながらテレビを見て過ごす場合はテレビの位置が低い方が目線が楽だからだろうけれど、私の部屋ではリビングでコタツを使わなくなって久しい。基本的にリビングでは椅子やソファに座ってくつろぐようにしているので、テレビの位置が高くても問題がなさそうだ。テレビ台を高くして、そのテレビ台の中を新しい収納スペースにできれば、床で置き場所に困っているものの居場所をどこかには作れそうだ。名案。

そう思って背の高いテレビ台を探したけれど、世の中で取り扱われているテレビ台はだいたい背が低く、検索に苦戦した。扉や引き出しは別にいらないな、収納したいものに応じて後で必要な棚を追加できたほうが便利だな、背面に板が張り付いているものはコードの取り回しが大変そうだな、どうせ棚にものを並べるのなら背面に板がなくても誤魔化せるかもしれないな、と色々悩みながら好みのテレビ台を探し続けた結果、無印のスタッキングシェルフでいいのでは?という結論になった。

スタッキングシェルフを二段にすると80cm越えになる。ちょっと高さがありすぎるかもっしれないなと思ったけれど、普段リモートワークで使っているパソコンのディスプレイも高い位置で使っているし、多分大丈夫だろう。そもそも最近はテレビをそんなに見ないし、少々不都合があってもそんなに困らないだろう。

このように考えて購入したスタッキングシェルフが今日届いたので早速セットアップした。

テレビの位置が高いのは、思いのほか部屋に「雰囲気」が出て、気分が上がる。これは嬉しい誤算だった。部屋の中でのテレビの存在感が増し、買い換えていないのに心なしか画面が大きくなった気がする。なんだか得した気分だ。そういえばお金持ちの家のテレビは高い位置に壁掛けで設置しているイメージがあるもんな、それに近付けた気がするから雰囲気が出るのかな、となんとなく納得する。シンプルな収納棚として買ったシェルフなのだけれど思いのほかしっくりきてしまったので、収納するものやデザインを少し真剣に考えなければならなさそうだ。


無印良品は今無印良品週間中なので、カーテンも無印で新調することにした。自宅でのリモートワーク中にリビングのカーテンを開ける機会が多くなったので、レースのカーテンを透けにくい物に変えようと思い「ポリエステル熱を通しにくいレースノンプリーツカーテン/オフ白」を購入した。

店頭でレースの実物を確認しながら、無印のネットストアのレビューを読んでいたのだけれど、「私は見えないことに安心感がありましたが主人が物凄くストレスに感じたようで買った次の日に透けるタイプのカーテンを買い直しました」というレビューに感じ入ってしまった。店頭で透け感を見るだけではそこまで想像はできなかった。

実際に家で試さないと分からない感覚的な内容、これこそレビューのあるべき内容だなと思う。生きているレビューだ。ネガティブな内容だけれども、こういったレビューがあったほうが安心して購入できる。これは「好んで無印良品で家具を買う理由」の回答の一つになるレビューかもしれないなと思った。