20210417 リスクバランス

屋内のライブハウスで、明日ライブを観ることにした。感染者数が増えている状況でライブハウスに行くことに不安はある。今ライブハウスがどんな感染対策をしているかよく分からないし、どんな雰囲気のライブになるのかも分からない。観客が顎にマスクを引っかけて酒を飲みながら叫ぶような場なのか、鼻口にマスクをして黙々と。日々報告される感染者数から潜伏している人数を想定し、今回のライブハウスの観客数を想定すると、感染者が観客の中にいる可能性は無視できる小ささではない(そもそも私が感染者かもしれない)。そして万が一のことを想定してどう準備したとしても、「感染しても自己責任」ということにはならない。社会の一員である以上は、自分以外の誰かに大きく迷惑をかける可能性がある。その上でどこまで自分の行動を絞るべきなのか、迷う。飛沫感染を意識しながらマスクでの防御を徹底することが大切なのだろうと思うけれど、変異型についてもその対策が有効なのか見えてこない。

せめて他のリスクは下げようと、取っていた今日の映画館のチケットは使わないことにした。まとめて続けて観る予定だった映画のチケットを全部使わないのには抵抗があったし、映画館で映画を観るのにどこまでリスクがあるのか? と考えたけれど、もし感染してしまったときに直近出かけている場所が多いと、影響範囲も広くなってしまう。外出をするとしても、外出する時にできる限りの感染対策をすることと、リスクを負い過ぎないように外出先を減らすのがせめてもの対策だと考えた。外出するハードルを一律に下げてしまうのではなく、リスクバランスが大切だと思う。


オリンピックは中止した方がいいと思うけれど、こういったイベントには行きたいと思ってしまうのは、突き詰めると「好きなものは自分で決めたい」ということなのだろうと思う。スポーツを観るのは楽しいけれど、それを開催するために他の自分の好きなものが犠牲になって欲しくはない。コロナ禍が続くことで選択肢が狭くなってしまうのなら、せめてその選択肢は自分の意志で選びたい。