20210428 他国の感染状況/ゴールデンウィーク

職場でオランダの人たちとコロナの状況について雑談をすることがあったのだけれど、「隣の家の家族が全員コロナに感染した、各ストリートに一家族はそういった状況になっている」との話を聞いて驚いた。他のメンバーも同意していたので、局地的な状況ではないらしい。

調べてみると、オランダの日々の感染者数はまだまだ日本の状況よりも酷いらしい。欧州はワクチン接種が進んでいて感染も押さえ込めているものと、感覚的に思っていた。隣の芝は青く思ってしまいがちだ。ただ感染者数の状況とは逆行するように死者は減っていた。日々の感染者数はオランダの方が多いのに、日々の死者は日本の方が多いのだ。死者が少ないと、感染しても医療に救ってもらえる、と安心できるのかもしれない。「近所でコロナ感染者が出た」といった情報が共有されているように、感染がそれほどタブー視されていなさそうなのも、医療体制への信頼があるからだろう。今の日本の緊急事態宣言も、コロナ病床の空き状況逼迫がトリガーだった。医療体制への信頼は大切だと改めて思う。他の国の人と話をすると、感覚の違いが分かって興味深い。

そしてそのオランダの人たちも、東京オリンピックの開催の可否には興味があるようだった。開催が近づいてきて、是非についての議論が日本以外でも盛り上がっているのだろう。政治的な話になりがちなので職場で深く会話するのは難しいのだけれど……。


明日からゴールデンウィークを満喫するために、頑張って切りのいいところまで仕事を進めておく。休日を尊重する文化なので呼び出されることはないけれど、だからこそゴールデンウィーク中に働いている相手に迷惑がかからないようにしておく必要がある。肩の荷を下ろして長期休暇に臨めるのは新鮮だ。これに慣れてしまうと、休日でも現場に気を配り続けるのが美徳、という文化にはもう戻れないだろうな。