20210501 孤独への愛

なぜか家に居続けることができなくて、外出した。この家から出ることだけが目的で、わざわざどこかの人混みに顔を出す必要は感じなかったので、なんとなく近所を散歩し続けることにした。

在宅勤務を続けているせいで、一人で家にいるのが退屈になってきているのかもしれない。誰かと直接顔をみて、コミュニケーションをしたい欲求が強くなっているのを感じる。私は一人暮らし歴が長く、孤独を愛せる人間だと思っていたけれど、その孤独は職場なり休日なりに別の誰かとのコミュニケーションがあった上でのものだった。四六時中一人であり続けることに、耐えられるような精神は持ち合わせていなかったのかもしれない。

つい外出してしまった衝動と、私がブログに日記を書き始めた動機は、近いところにある気がする。

突然土砂降りになったので、近くの飲食店に避難することにした。店内で適当な注文をして席に着くと、散歩しているときよりも、周りに人がいる空間にいる方が落ち着けていることに気づく。誰もいない空間と、私を放っておいてくれる人がいる空間、これらは似ているようで全然違った。理由は説明できないけれど、全く関わりがない誰かでも、近くにいてくれると心が落ち着くのだ。

リモートワークを止めて、また平日に誰かと会うようになったら、この不安定な気持ちは落ち着くだろうか。ただそうして気持ちが落ち着いたとしても、今までなんとなく誤魔化せていた気持ちを、また誤魔化し直してしまうだけのような気もする。きっと自分の生活を見直すべきなのだろう。

最近YouTubeをつい見てしまっているのも、こういった気の持ちようが影響していたのかなと思う。Netflixでドラマを一気見するにも、雑念に気を取られないような澄み切った生活がきっと必要なのだ。