20210515 失敗できるメンタル/出口

教習所通いを止めていたのだけれど、期間を空けてしまうと折角今まで身に付けてきた感覚を忘れてしまいそうになるので、恐る恐る再開することにした。

あまり運転が上手くない自覚もあるので、再開するときに操作を一から思い出すような状態になってしまうと、失敗し続けて教習が嫌になってしまうんじゃないかという心配もある。失敗しながら技術を学ぶ楽しさはあるのだけれど、失敗し続けてしまうと楽しさより苦しみが勝ってしまう。

失敗する経験に弱くなってしまった。メンタルが弱くなっているのだ。若いころに失敗する経験が必要というのは、こういうことなのだなと思う。能力が下がってきて初めて、その能力が多少衰えても大丈夫なように鍛えておくべきだったことに気付く。


外出したついでに映画を見た。久々の映画館だ。休日なのに映画館はやはり観客が非常に少なく、こんな状況が続いたら維持できないだろうなと心配になる。休業は避けられているとしても、この状況下では少しずつ疲弊しているのだと思う。「不要不急」という言葉が映画館から人を遠ざけさせている。

映画は基本的に黙って観るものなので、ワクチン接種が進めば程なくして通常営業に戻せるだろう。そう考えると映画館にとって長いトンネルの終わりは、わずかにでも見えていると言えるのかもしれない。大多数の人が接種し終わる目処は立っていないし、ワクチンの効果がどこまで期待できるかは不確実だけれど、出口へのシナリオが少しずつ具現化していることが、希望となっていたらいいなと思う。